HPV-DNA検査

  1. トップページ
  2. HPV-DNA検査

HPV-DNA検査とは?

HPV-DNA検査とは、子宮頸部擦過細胞を検査材料として、子宮頸がんを引き起こすハイリスク型HPV感染の有無を判定する検査です。検査法は、ハイブリッドキャプチャー法によりハイリスク型HPV群の判定を行います。定性検査のため、検査結果は「陽性」または「陰性」で報告されます。

HPV-DNA検査一覧

検査項目 容 器 検査方法 報告日数
HPV-DNA同定
【中~高リスク型】 ※1
HPVサンプラー ハイブリッドキャプチャー法 4日 ※2

※1 16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59および68型の中~高リスク型HPVを検出します(型別判定はできません)。

※2 緊急報告が必要の場合は、電話またはFAXで連絡いたします。

★  実際の検査は、株式会社LSIメディエンスに委託しています。

★  保険点数については、子宮頸部擦過細胞診の結果、ASC-US(意義不明異型扁平上皮)と判定された患者に対してHPV検査を行った場合に限り、「HPV核酸同定検査」を算定できます。細胞診と同時に実施した場合は算定できません。

HPV-DNA検査Q&A

Q1. ヒトパピローマウイルス(HPV)とは何ですか?
A1. HPVとは、上皮(皮膚および粘膜)に感染する子宮頸がんの原因ウイルスです。感染しても90%以上は自己の免疫力によって自然に消えますが、一部で感染が長期化した場合(持続感染)、前がん状態を経て子宮頸がんになる可能性があります。16型と18型が代表的なハイリスク型HPVであり、約70%を占めると報告されています。
Q2. なぜ、HPV検査ではハイブリッドキャプチャー法なのですか?
A2. 遺伝子検査に多用されているPCR法は高い分析感度を有する検査法ですが、HPV検査の場合、大規模な臨床試験による子宮頸部病変の発見に対する有効性がまだ十分に確認されていません。そのため、ハイブリッドキャプチャー法が世界中で標準法として広く普及しています。
Q3. HPV検査に用いられる検体はどのようなものでしょうか?
A3. 「HPVサンプラー」という商品名の採取器具です。子宮頸部の細胞をブラシ部で採取し、付属の検体輸送液の入ったチューブに入れ、折れ目の箇所で折ってキャップを閉めて提出します。短い時間であれば室温でも保存可能ですが、できるだけ速やかに冷蔵庫に入れて下さい。また、一部の液状細胞診用のバイアルでの提出も可能です。
Q4. 細胞診とHPV検査はなぜ両方受けたほうがよいのですか?
A4. 細胞診はがんの発見にはとても有効な検査方法ですが、技術的な限界があり、前がん状態では2~3割の見落としがあると言われています。そのため、前がん状態を発見するためには、細胞診とHPV検査を同時受診することにより、ほぼ100%の発見が期待できます。
Q5. HPVワクチンの接種を受ければ、子宮頸がん検診は受けなくていいのですか?
A5. HPVワクチンを接種しても子宮頸がん検診は受ける必要があります。現行のワクチンはHPV16および18に対して感染予防効果はありますが、その他の型には無効あるいはあまり有効ではないためです。子宮頸がん検診の代替にはなりません。